2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 バスター・キートン出演作「アウトウエスト」

原題「OUT WEST」 製作国アメリカ コミック・フィルム製作 パラマウント・ピクチャーズ配給 監督・脚本・出演ロスコー・アーバックル 出演バスター・キートン アル・セント・ジョン ファッティは、西部の小さな村落にやってくる。村落でバーをやっているのが…

 ハロルド・ロイド作品「HEY THERE!」

製作国アメリカ ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 出演ハロルド・ロイド ビーブ・ダニエルズ ハロルドはビーブが落とした手紙を届けようと、映画の撮影所の中に入り込む。 撮影所を舞台にしたコメディは、当時多く作られていた。映画を見る者…

 ハロルド・ロイド作品「HEAR 'EM RAVE」

ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 監督ギルバート・プラット 製作ハル・ローチ 出演ハロルド・ロイド、スナブ・ポラード、ビーブ・ダニエルズ ホテルの美容室で働くハロルドは、美しい女性に色目を使い、女性の恋人の男に睨まれる。 この作…

 ハロルド・ロイド作品「WHY PICK ON ME」

ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 製作ハル・ローチ 出演ハロルド・ロイド、スナブ・ポラード、ビーブ・ダニエルズ 舞台は遊園地。ハロルドはかわいい娘をライバルと奪い合う一方、太った女性と一緒に遊びに来ている男とも揉める。 良くも悪…

 ハロルド・ロイド作品「ARE CROOKS DISHONEST?」

製作国アメリカ ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 主演ハロルド・ロイド ロイドは仲間と組んで、安物の指輪を高価に思わせて買わせる詐欺を行っている。霊媒のフリをして詐欺を行っている女性は、そんなロイドに目をつけ、ロイドと仲間が稼…

 ハロルド・ロイド作品「THE CITY SLICKER」

製作国アメリカ ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 主演ハロルド・ロイド 都会から田舎のホテルへやって来たロイドは、野暮ったいホテルを改革して、最新式の設備を導入する。そこにやってきた女性にちょっかいを出したロイドは、女性の恋人…

 ハロルド・ロイド作品「猛進結婚」

原題「THE NON-STOP KID」 製作国アメリカ ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 主演ハロルド・ロイド 愛し合う女性と結婚したいロイドだが、女性の父親は教授と結婚させようとしている。そこでロイドは、教授に成りすましてパーティーに参加…

 ハロルド・ロイド作品「ロイドの二挺拳銃」

原題「TWO GUN GUSSIE」 製作国アメリカ ローリン・フィルムス製作 パテ・エクスチェンジ配給 主演ハロルド・ロイド 舞台は西部。酒場でピアノを弾く気弱なロイドだが、保安官に暴れん坊の犯罪者と誤解されて、本人もその気になってしまう。10分足らずの短…

 チャールズ・チャップリン作品「映画の作り方」

原題「HOW TO MAKE MOVIES」 製作国アメリカ 製作・監督・脚本・出演チャールズ・チャップリン ファースト・ナショナルと契約をしたチャップリンは、自分のスタジオを建設する。映画は、何もない土地にスタジオが建設される様子から、スタジオで働くチャップリン…

 チャールズ・チャップリン作品「公債」

原題「THE BOND」 製作国アメリカ チャールズ・チャップリン・プロデクションズ、リバティー・ボンド・コミッティー製作 ファースト・ナショナル・ピクチャーズ配給 製作・監督・脚本・出演チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス アメリカ政府によ…

 チャールズ・チャップリン作品「担え銃」

原題「SHOULDER ARMS」 製作国アメリカ チャールズ・チャップリン・プロデクションズ製作 ファースト・ナショナル・ピクチャーズ配給 製作・監督・脚本・編集チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 「担え銃」は、ファースト・ナショナル社に移籍し…

 チャールズ・チャップリン作品「犬の生活」

原題「A DOG'S LIFE」 製作国アメリカ ファースト・ナショナル・ピクチャーズ製作・配給 製作・監督・脚本・編集チャールズ・チャップリン 出演エドナ・パーヴィアンス 「犬の生活」は、チャールズ・チャップリンがファースト・ナショナル社で初めて監督した作品であ…

 D・W・グリフィス監督作「世界の心」

原題「HEARTS OF THE WORLD」 製作国アメリカ D・W・グリフィス・プロダクションズ、フェイマス・プレイヤーズ=ラスキー・コーポレーション、ウォー・オフィス・コミッティー製作 パラマウント・ピクチャーズ、アートクラフト・コーポレーション配給製作…

 「スコウマン」とアメリカ映画の誕生

「アメリカ映画」はいつ誕生したのだろうか?もちろん、アメリカで製作された作品=アメリカ映画と考えるならば、エジソン社が製作した作品からということになるだろう。だが、私がここで「アメリカ映画」とカッコをつけて書いたのは、分かりやすい話法で、…

 早川雪洲がスターになった理由

日本人にとって、ハリウッドの壁は厚くて高い。メイクアップや、マット・ペインティングなどの裏方を別とすると、映画監督や俳優の分野で、一線で活躍することができた日本人はほとんどいない。マコ岩松やジェームズ繁田のように、アメリカに帰化して脇役とし…

 日本 記録映画、ニュース映画 1918年

記録映画としては日本結核予防協会が企画した「悪魔の生涯」ががある。この作品には顕微鏡撮影の場面があり、話題となった。他にも「山の兄弟」といった作品が製作されている。 ニュース映画の分野では、この年は日本がシベリア出兵を行った年でもあり、各映…

 日本 輸入映画 1918年

この年、日本で公開された主な映画には次のような作品がある。【アメリカ】 「南方の判事」「人形の家」「海底六万哩」「鷲の友」「モデルの生涯」「出たり這入ったり」【イタリア】 「乗合馬車13号」「椿姫」【フランス】 「愛の非曲」 当時、ハリウッド…

 日本 日活 京都大将軍スタジオへの移転

それまで京都市内の法華堂にあった日活京都の撮影所が台風によって破損し、この年京都市大将軍に移転している。ここでは、旧来通り尾上松之助主演の時代劇が量産された。 (映画本紹介)日本映画発達史 (1) 活動写真時代 (中公文庫)作者: 田中純一郎出版社/…

 日本 日活向島新派と立花貞二郎の死

日活は第一次大戦による好況で、業績が好調だった。向島撮影所を修理し、新しい専属俳優を雇い入れ、撮影班の数を増やした。山本嘉一や藤野秀夫、女形の東猛夫や衣笠貞之助らが入社している。それまでの輸入映画依存から、自社製作を重視するようになった。…

 私が読んだ映画の本(1)

ここで私が読んだ映画の本のいくつかを紹介したい。映画を見るのと同じくらい、映画についての本を読むことは刺激的で楽しい体験だ。 映画誕生の父と言われるフランスのリュミエール兄弟についての本については次の本を読んだ。 いずれも日本での上映の過程…

 キーストン社の果たした役割

キーストン社とは1912年に設立されたコメディ専門の映画製作会社のことである。ボスはマック・セネットという人物だ。セネットはD・W・グリフィスの元で修業をした人物である。 キーストン社の映画はヒットし、多くのスターを生み出した。ロスコー・ア…

 D・W・グリフィスが幸せだったのはいつか?

D・W・グリフィス。映画史に少しでも興味の或る人物が、まず最初にぶつかるのがこの人物である。「映画の父」とまで言われたグリフィスは、「国民の創生」(1915)や「イントレランス」(1916)といった超大作で、映画に足跡を残し、その足跡を今…

 その他の国の映画製作 1918年

ポーランド映画は、1918年にドイツとソ連から独立後、急速に発展した。ポーラ・ネグリのように他国で活躍する大女優も輩出したが、ポーランド国内で製作されたサイレント時代の作品は、国際的に知られなかった。また、長らく支配下に置かれていたロシア…