キーストン時代のチャップリンの作品「チャップリンのパン屋(チャップリンとパン屋)」
パン屋で働くチャーリーは、職人たちがストを起こしてしまったために大忙し。元々はウェイターだったチャーリーは、パンを焼く仕事へと回されるが、同僚とはトラブルばかり起こす。そんな中、ストを起こした職人たちは、パンにダイナマイトを仕込んで、パン屋へと持っていく。そのパンをチャーリーは、パンを焼くオーブンに入れてしまう。
大ヒットした作品だという。
ストを起こした職人たちがパン屋を爆破しようとするのだから、穏やかな話ではないのだが、爆破自体は映画のテーマではなく、最後の落ちとして爆破シーンが欲しかったからという気がする。爆破した後に、瓦礫のあとから共演者が顔を出し、チャーリーがパンの生地の中から現れるというラストは、見事なまでに後に典型的となる喜劇のラストの様相を呈している。
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