2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 リュミエール社作品集(67)

「滑稽なスケーター」 メルボルン。落とした帽子を拾おうとして、転んだりするスケート芸を撮影。 ナレーションでは、この作品に異国情緒が感じられない点を指摘している。 確かに、リュミエール社の作品の観客は基本的にフランス人を想定していたため、フラ…

 リュミエール社作品集(66)

「子供たちのダンス」(1896) 少女たちが2人1組となってダンスを踊る様子を撮影。 「家畜」(1896) 2人の少女がカモにエサを投げている様子を撮影。 エジソン社の作品にも同じような作品があった。 DVDのパッケージでは「家畜」、本編では「…

 リュミエール社作品集(65)

「カッラーレ:トンネルから出る列車」(1897) イタリア。大理石を積んだ列車がトンネルからやってきて止まる様子を撮影。 列車から降りた人がケガをしたようで、人が大勢駆けつけているが、ナレーションによると、演技か本当かわからないという。 あま…

 リュミエール社作品集(64)

「エッフェル塔のエレベーターのパノラマ」(1897) 登っていくエレベーターから見える情景を撮影。 斜め下にカメラが向けられているのだが、途中でより斜め下向きに少しだけ角度が変えられたように思える。そのおかげで、遠くに見える建物と、足元の橋…

 リュミエール社作品集(63)

「競走馬の出場」(1896) オーストラリア。競馬場に集う人々と、競走馬の様子を撮影。 画面のほとんどが人々の頭(帽子)で埋め尽くされている。 後半に馬が到着しないと、競馬場とはわからない。 「勝ち馬の紹介」(1896) オーストラリア。前作の…

 リュミエール社作品集(62)

「カメラマン」(1896) コント。写真撮影の様子。モデルの人がちょこまか動くので、それを何度も止めるカメラマン。何度目かの注意をするときにカメラを倒してしまう。 「ワシントン:国民に向かって演説するマッキンリー大統領」(1897) 演説をす…

 リュミエール社作品集(61)

「馬車の到着」 シオタ。馬車が到着し、降りてくる人々を歓迎する様子を撮影。 ルイが撮影。 「モントルー:水仙祭」(1900) スイス。中世の格好をした子供たちが駕籠に乗せられ、パレードする様子を撮影。 「駝鳥」(1896) パリの順化園。ダチョ…

 リュミエール社作品集(60)

「モン=ドレのケーブル鉄道の眺望」(1898) 山を登って行くケーブル鉄道から下に見える眺望を移動撮影。 若干木に邪魔されているのが気になるが、下に見える街並みの眺望は見事。 「ケーク・ウォークのチャンピオン」(1902) ダンスをする2人の…

 リュミエール社作品集(59)

「サントス・デュモン氏の飛行船実験」(1900) 格納庫から出てくる飛行船の様子を撮影。 飛行船の大きさを感じることが出来る。 「飛行船とその推進装」(1900) 飛行船が飛ぶ様子を撮影。 1人の人物がサドルにまたがって飛行船を運転する様子は初…

 リュミエール社作品集(58)

「ブルックリン橋から降りる旅客」(1896) ニューヨーク。駅につながる歩道橋から降りてくる人々の様子を撮影。 歩道橋があるだけで、他の通りを撮影した作品とは違って、今の私たちの街並みに近づいている印象を受ける。歩道と車道が緩くだが分かれて…

 リュミエール社作品集(57)

「闘牛士の出場(正面)」(1899) 闘牛士たちがスタジアムに入場してくる様子を撮影。 「闘牛士の出場と闘牛の開始(全景の3/4)」(1899) 前の作品と同じ被写体を別の角度から撮影したもの。 余ったフィルムで別角度から闘牛の様子も撮影され…

 リュミエール社作品集(56)

「海の散歩から戻る」(1896) シオタ。戻ってくるボートと、それを待っていた人々の様子を撮影。 待っている男性が、いささか慌てているように見えるのは、人々の後ろに見える波がやや高いので、心配していたのだろうか。 「高等馬術2」 リヨン。馬を…

 リュミエール社作品集(55)

「ギース候の暗殺」(1897) 歴史上の出来事を再現した舞台を撮影。 リュミエール社の暗殺ものは正直説明されないと区別がつかないだろう。 それは、暗殺の歴史的背景を日本人である私があまりよく知らないというのもあるだろうが、それ以前に、描かれ方…

 リュミエール社作品集(54)

「扇のダンス」 腕を横に広げると、ジュディ・オング状態の「魅せられて」状態になる服を着た踊りを撮影。 「バッファロー・ビル:レッド・スキン」 バッファロー・ビルのワイルド・ウェスト・ショーの様子を撮影。 広い草原でインディアンが馬で走る様子な…

 リュミエール社作品集(53)

「シャンゼリゼ(乗り物)」 通りを行き交う馬車や自動車、人々の様子を撮影。 ナレーションによると、シャンゼリゼ通りじゃないらしい。リュミエール社の作品のタイトルは間違いだったり、誤解を招くものも多いが、これはひどい。 「列車から撮影されたペラ…

 リュミエール社作品集(52)

「自転車乗り」(1897) リヨン。自転車の曲乗りの様子を撮影。 芸ではなく、通りの街並みの風景として撮影されている。 そのために、大きな通りがずーっと画面奥の方まで伸びているのが見える。あまりにもずーっと地平線が見えるまで続いている通りの方…

 リュミエール社作品集(51)

「水をかけられたカード遊びをする人」 コント。カード遊びをしている2人の男が喧嘩になり、近くで水を撒いている男が止めるために水をかける。すると、喧嘩をしていたうちの1人がホースを奪ってもう1人の男に水をかけようとし、水を撒いていた男も喧嘩に…

 リュミエール社作品集(50)

「マットレス職人の喧嘩」 コント。マットレスを作る仕事中の2人の女性が喧嘩を始め、マットレスの中に入れる動物の毛を互いに投げつけ合う。通り掛かりの男性が止めようとするが、逆に2人の女性から動物の毛を投げつけられる。 「除幕式(長さ8メートル…

 リュミエール社作品集(49)

「ヤファの門 東側」 エルサレム。門の前を行き交う人々の様子を撮影。 「蹄鉄工」(1895) 馬の蹄鉄をはずす様子を撮影。 もっと馬に寄って撮影してくれれば、より詳しく蹄鉄をはずす様子がわかったのだが、そうはなっていない。 「子守女と兵士」(1…

 リュミエール社作品集(48)

「セヴィリアの通り」(1898) 通りを行き交う人々の様子を撮影。 2階のバルコニーから撮影されている。ナレーションによると、撮影を気づかれないで行うためだという。確かに、他の作品ではカメラに気を取られている人物が少なからずいるのだが、この…

 リュミエール社作品集(47)

「動く歩道と電車」(1900) パリ万博。万博会場内を移動することができる動く歩道から、電車が走る様子を移動撮影。 動く歩道を使った移動撮影と、動く電車という二重に動く要素が絡まった躍動感のある作品。 なのだが、動く歩道が動いても動いても、電…

 リュミエール社作品集(46)

「小エビを捕る子供たち」 干潮時に浜辺で網を使って小エビを捕る子供たちの様子を撮影。 後ろの方で男性が、小エビ捕りに参加していない小さい子供を担ぎ上げては降ろすのを繰り返している。自分の子供を目立たせるためだろうか。 「宗教儀式の行列1」(1…

 リュミエール社作品集(45)

「国王の戴冠式行列の復路」(1902) イギリス。国王戴冠のパレードと、それを見るために集まった人々の様子を撮影。 「アラブの行列」(1896) スイス万博。アラブ人が列になって歩いていく様子を撮影。 他にも多くの人種の人々がいるのだが、アラ…

 リュミエール社作品集(44)

「スペイン:闘牛2」 バルセロナ。闘牛を撮影。 全体がスローモーションになっている。また、画面が非常に粗い。 画面が固定されているので、牛が画面外にいってしまうと、闘牛自体は見えなくなってしまう。 「剣による戦い」 日本。歌舞伎の演目「丸橋忠弥…

 リュミエール社作品集(43)

「自動車」(1896) 自動車のレースの様子を撮影。 といっても、順番に車が通りすぎていくという印象で、レースという言葉から連想される荒々しさはない。 「船の進水式」(1896) 船が進水していく様子と、それを眺める人々の様子を撮影。 かなり船…

 リュミエール社作品集(42)

「脱穀機」(1897) 脱穀機に収穫した穀物を入れる様子を撮影。 少し高いところから穀物を入れるため、高いところに束ねた穀物を乗せる人がおり、彼が中心となっている。機械自体についてはあまりよくわからない。 「ベルヴューのケーブル鉄道からのパノ…

 リュミエール社作品集(41)

「海岸と公衆浴場」(1900) ビアリッツ。海岸にたたずむ多くの人々の様子を撮影。 「ブリュッセル:アンスパク大通り」 人の行き交う様子を撮影。 犬が小さい車を引いているのが見える。 「モード妃の結婚行列」(1896) イギリス。王族の結婚パレ…

 リュミエール社作品集(40)

「エクス・レ・バンのプール」 室内のプールで泳ぐ人々の様子を撮影。 ナレーションによると、室内で撮影された珍しい作品。建物が天窓から太陽光が入り込む作りのため可能だったいう。 「家族の食事」 テーブルに夫婦とまだ幼い子供が座り、食事をする様子…

 リュミエール社作品集(39)

「黒人の水浴」(1896) フランスの順化園。黒人たちが水に飛び込む様子を撮影。 太陽光が強すぎるためか、全体的に明るすぎて見づらい。 ナレーションによると順化園とは、外国からきた植物や動物を育成する場所。外国人を人々に見せる博覧会も開かれた…

 リュミエール社作品集(38)

「山車行列(太陽の山車)」(1896) リヨン。大きな山車の行列の様子を撮影。 山車が大きすぎて、上が欠けていて見えない部分がある。 ナレーションによると「太陽の山車」は存在していないのだという。では、なぜ副題となっているのかは不明 「海水浴…