キーストン社の作品「MABEL AND FATTY VIEWING THE WORLD'S FAIR AT SAN FRANCISCO」

 製作国アメリカ キーストン・フィルム・カンパニー製作 ミューチュアル・フィルム配給
 監督・出演ロスコー・アーバックル、メイベル・ノーマンド 製作マック・セネット

 1915年にサンフランシスコで開催された万博を訪れたアーバックルとノーマンドを撮影した作品。スペクタクル性に溢れる万博は抜群に被写体と言え、映画草創期から万博はフィルムに収められてきた。この作品は、展示物の囚人護送船やイルミネーションなどの映像に、アーバックルとノーマンドが中世の処刑道具として有名な「鉄の処女」を見物したり、オペラ歌手と会ったりする様子が撮影されている。1906年に起こったサンフランシスコ大地震の爪痕が残る市庁舎など、当時の様子を物語る映像も収められている。