キーストン社の作品「MABEL, FATTY AND THE LAW」
製作国アメリカ キーストン・フィルム・カンパニー製作 ミューチュアル・フィルム配給
監督・出演ロスコー・ファッティ・アーバックル 製作マック・セネット 脚本ロブ・ワグナー
出演メイベル・ノーマンド、ハリー・グリボン、ミンタ・ダーフィー、ジョー・ボルドー、グレン・キャヴェンダー
ファッティと妻は公園に出かける。浮気者のファッティは、別の夫婦の妻に目をつけるが、その隙に夫のほうがファッティの妻を狙う。だが、その公園はいちゃつくのが禁止されていた。
「いちゃつき禁止」のため、ファッティは警察に捕まってしまう。ここで、キーストン・コップが登場するが、あまりドタバタしていない。ファッティも含め、この作品はドタバタを抑え、シチュエーションの面白さで乗り切っている。ファッティの魅力は半減しているように感じられ、他のファッティ=メイベル作品に見られる本当の恋人のような化学反応に欠けるものの、シュールなシチュエーションで笑いを生み出そうとする意思は感じられる作品だ。