映画評「A PLEASANT JOURNEY」

 製作国アメリカ ハル・ローチ・ステゥディオズ製作 パテ・エクスチェンジ配給

 監督ロバート・F・マクゴーワン 製作・脚本ハル・ローチ

 出演チャールズ・A・バックマン、ロイ・ブルックス、ジョー・コブ、ジャッキー・コンドン、ミッキー・ダニエルズ

 「OUR GANG(ちびっ子ギャング)」シリーズの1つ。黒人の兄弟が仕事を得るために、ヨチヨチ歩きの弟が靴にペンキを塗り、その後に靴磨きの兄が登場する。

 チャールズ・チャップリンの「キッド」(1921)を思わせるギャグ。ずらっと並んだ制服の男たち(警官)の靴を、警官であることを理解していない弟がペンキを塗っていくところが一番面白い。

 後半は、サン・ディエゴにやって来てしまった大勢の子供たちを、子供嫌いの男がサンフランシスコに連れて行くという展開になるが、これといったギャグはなかった。