映画評「APRIL FOOL」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ [製作]ハル・ローチ・ステゥディオズ [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]ラルフ・シーダー [製作]ハル・ローチ [撮影]ロバート・ドーラン

[出演]チャーリー・チェイス、ブランシュ・メハフィー、ノア・ヤング、ジャック・ギャビン、ヘレン・ギルモア

 新聞社で記者をしているジミーは、バイトに来ている少年やライバルや恋する編集長の娘に、エイプリルフールのいたずらを仕掛けられる。仕返しをしようとするジミーだが、ことごとくうまくいかない。チャーリー・チェイスがジミー・ジャンプの役名で主演したコメディ・シリーズの1つ。

 題材がエイプリルフールだけあって、小さないたずらによる小さなギャグが連続して描かれる。一番面白かったギャグは、家に火をつけてしまった編集長の妻がジミーに助けの電話するも、エイプリルフールの冗談と思って無視するというもの。心配になった編集長が妻のもとに駆けつけると、焼け落ちた家で怯える妻の姿が・・・。とはいえ、このギャグももう少しテンポやつなぎ方で面白さが増したのではないかという気がする。

 この頃のチェイスの作品は、まだまだ勢いで作られているという印象が強い。