映画評「BUTTER FINGERS」
[製作国]アメリカ [製作]マック・セネット・コメディーズ [配給]パテ・エクスチェンジ
[監督]デル・ロード [製作]マック・セネット [脚本]ジェファーソン・モフィット [撮影]ジョージ・スピア、ジョージ・アンホルツ [編集]ウィリアム・ホーンベック
[出演]ビリー・ビーヴァン、アンディ・クライド、ルース・テイラー、キューピー・モーガン、マデリン・ハーロック
野球の大試合を目前に控えたニックは、指にサックをして誰にも打てない変化球を投げることができた。それを知ったライバルチームのエースは、妻を使ってニックを誘惑して使いものにならないように画策する。
実際の野球の試合の大観衆の映像と、草野球の映像を組み合わせて同じ試合に見せようとしているが、まったくそうは見えないというのはご愛嬌だ。ビリー・ビーヴァン演じるニックがランニング・ホームランを狙って走るも、ライバルに足を引っ掛けられて転んでしまう。だが、その勢いで腹ばいのままホームベースまで滑りこむという野球ならではのギャグを見せてくれたりするものの、全体的にはこれといったギャグのない作品だった。