リュミエール社作品集(58)

「ブルックリン橋から降りる旅客」(1896)

 ニューヨーク。駅につながる歩道橋から降りてくる人々の様子を撮影。
 歩道橋があるだけで、他の通りを撮影した作品とは違って、今の私たちの街並みに近づいている印象を受ける。歩道と車道が緩くだが分かれているからだろうか?


「停泊地」(1897)

 リバプール。船から港の様子を移動撮影。
 港が遠いので、あまりよくわからない。


「家畜小屋へ戻る」(1896)

 スイス万博。家畜を連れて歩く人々の行列を撮影。


「コトレ路線のパノラマ:トンネル」(1900)

 ピレネー。移動する列車の先頭に据えられたカメラから撮影した情景を撮影。
 線路の片側が崖になっており、そこから眺望を望むことが出来る。その広がりは他のリュミエール社の作品に見られない開放感がある。


「ランブイエに狩りに行く国王陛下と大統領」(1903)

 狩りへいくために建物から出てくる国王、大統領らを撮影。
 狩りへ行くといっても、特別な服装をしているわけではなく、きわめて平凡な映像。タイトルは微妙に偽りありといえる。