リュミエール社作品集(67)
「滑稽なスケーター」
メルボルン。落とした帽子を拾おうとして、転んだりするスケート芸を撮影。
ナレーションでは、この作品に異国情緒が感じられない点を指摘している。
確かに、リュミエール社の作品の観客は基本的にフランス人を想定していたため、フランス人にとって興味(異国情緒)が感じられるシーンを外国では撮影していた。そのために、興味が感じられるように演出もされていたのだが。
「子供の喧嘩」(1896)
2人のイスに座った赤ちゃんが喧嘩をする様子を撮影。
ルイとオーギュストの娘を撮影したものだという。
「トヴェルスカヤ通り」(1896)
モスクワ。通りを行き交う人々の様子を撮影。
「奇術師」(1897)
卵をやくためにフタをしたフライパンを開けるとウサギが出てくるというマジックを撮影。
「袋競争」(1896)
足に袋かぶせ、ぴょんぴょん跳ねながらゴールを目指す競争を撮影。
ルイが撮影。リュミエール工場の従業員たちが出演しているという。
会社のイベントにビデオカメラを持ってきた人がいたという感覚だろうか。