特許戦争 エジソン側の勝訴判決

 和解が決裂し、再び法廷闘争へと突入した特許戦争は、この年エジソン側の勝訴判決が出ている。この判決は、エジソンの撮影機の特許が認可された1897年8月にさかのぼってエジソン社に慰謝料を払わなければならないことを、バイオグラフ社に求めるものだった。しかも、バイオグラフ社のディクソンがエジソンの特許を侵害しないように設計した独自の撮影機にまで適用された。

 バイオグラフ社はすぐに上告。特許戦争はまだまだ続いていくことになる。