日本 小林喜三郎によるキネマカラー映画の興行
この年、日活を退社して常盤商会を設立していた小林喜三郎は、浅草キリン館でキネマカラーの興行を行っている。キネマカラーはイギリスのジョージ・アルバート・スミスが発明したもので、数本の短編が上映されている。キネマカラーは色彩を赤と緑に分類し、赤と緑のフィルターを通して撮影し、映写時にも赤と緑のフィルターを使って色を再現するというものだった。色が滲み、眼が疲れやすかったが、珍しさから人気を呼んだ。
(映画本紹介)
- 作者: 田中純一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1975/12/10
- メディア: 文庫
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日本の映画の歴史を追った大著。日本映画史の一通りの流れを知るにはうってつけ。