フランス映画(1914年)

 パテ社で喜劇スターとして活躍していたアンドレ・デードは、第一次大戦に出征することになり、映画製作を中断している。

 レオンス・ペレは「祖国の声」(1914)という愛国的な内容のドラマを製作している。ペレの演出はショットのサイズ、逆光、照明、大写し、俯瞰撮影、移動撮影などで素晴らしい技術を見せたといわれている。



(映画本紹介)

無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)

無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)

映画誕生前から1929年前までを12巻にわたって著述された大著。濃密さは他の追随を許さない。