エッサネイ時代のチャップリンの作品「チャップリンの駆落」
恋人のエドナに伯爵との縁談が持ち上がる。邪魔をするために、チャーリーは伯爵に扮してエドナの父親の前に現れるが、本物の伯爵が現れてばれてしまう。エドナはチャーリーと逃げ出し、カーチェイスに発展する。
これまでのチャップリン映画ではほとんどの場合、チャーリーはただの女性好きとして描かれてきた。妻がいても他の女性に目を向けたりした。しかし、この映画では少し違う。チャーリーはエドナという女性と愛し合っており、愛を勝ち取るために戦うのだ。この作品のギャグはこれといって優れたものはないと思うし、カーチェイスも工夫を凝らされたものとは言えずキーストン時代を踏襲したものといえるが、目的が違う。
ここにはドラマがある。その意味で内容的にはそのほかの作品と似ているが、それまでとは一味違った作品となっている。
チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集・完全デジタルリマスター DVD-BOX
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (59件) を見る
淀川長治生誕100年 特別企画 チャールズ・チャップリン エッサネイ社時代 1 [DVD]
- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 2007/11/11
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (16件) を見る