映画評「MIDNIGHT AT THE OLD MILL」

 製作国アメリカ カーレム・カンパニー製作 ジェネラル・フィルム・カンパニー配給
 監督・出演ロイド・ハミルトン 出演バッド・ダンカン、エセル・ティアー、アルバートエドモンソン

 ハムとバッドの2人は、ケンカはするが仲の良い友人同士。ある日、神経科の医者が研究のためにハムを解剖しようとするが・・・

 ハミルトン演じるハムと、ダンカンが演じるバッドのコンビによるコメディは、カーレム社で多く作られ、人気を呼んだという。少し太めで背は低め、口ひげをはやして態度は粗野と、キャラが共通した2人組は珍しい気がする。それが逆に、本当に仲がよさそうな親密感を与える。また、同じ格好をして動きも揃っている、明らかに不気味な医者たちと比べて、2人は人間味を感じさせる

 ストーリーも少し捻られており、最後にはドタバタもある。軽く見られるコメディとして、人気があったのも納得できる。