日本 輸入映画 １９１８年

　この年、日本で公開された主な映画には次のような作品がある。

【アメリカ】
「南方の判事」「人形の家」「海底六万哩」「鷲の友」「モデルの生涯」「出たり這入ったり」

【イタリア】
「乗合馬車１３号」「椿姫」

【フランス】
「愛の非曲」

　当時、ハリウッドでスターとして活躍していた早川雪洲が出演した「異郷の人」「火の海」といった作品が輸入されたが、東京では上映禁止となった。日本人女性を侮辱している、日本の風俗の描き方が侮辱的といった理由だった。だがその後も早川映画は輸入され、日本のファンの支持も集めていった。

（映画本紹介）

日本映画発達史 (1) 活動写真時代 (中公文庫)