ルドルフ・ヴァレンティノ出演作「A SOCIETY SENSATION」

 製作国アメリ
 ユニヴァーサル・フィルム・マニュファクチュアリング製作・配給 
 監督ポール・パウエル 出演カーメル・マイヤーズ、ルドルフ・ヴァレンティノ

 漁師の娘が、社交界でデビュー。金持ちの男性と恋に落ちる。

 元々は50分の作品で、ヴァレンティノはあくまでも脇役であり、主役はマイヤーズだったという。その後、ヴァレンティノの人気が爆発した後で、ヴェレンティノが目立つように再編集・短縮化され、24分の作品とされた。私が見たのは再編集化されたバージョンである。

 よくあるメロドラマと言ってしまえばそれまでだが、ヴァレンティノのハンサムぶりが光る。だが、ケンカをして顔がボコボコになった姿も見せているのは、まだハンサムとして売っていなかったから可能だったのかもしれないとも思わせる。

 私が見たDVDには、この作品のポスターや新聞広告などを特典で見ることができる。それを見ると、最初の公開時は「マイヤーズの作品」として表現されていたものが、再公開時には「ヴァレンティノの作品」として表現されマイヤーズが「AND」とか「WITH」で表現されている。ショー・ビジネスの厳しさが感じられる。