映画評「A HOME SPUN HERO」

 製作国アメリ
 クリスティ・フィルム・カンパニー製作 エデュケーショナル・フィルム・エクスチェンジ配給
 監督ウィリアム・ボーダイン 製作アル・クリスティ 出演ボビー・ヴァーノン

 金持ちのボビーは、ヴォードヴィルの踊り子に呼び出されて劇場に向かう。やって来たボビーは、踊り子を口説こうとしているところを、マネージャーに見つかり追い出されそうになる。

 ボビー・ヴァーノンは当時人気のあったコメディアンで、身長が低いのが特徴だ。正直、それ以外の特徴は見出せないのが、現在では忘れられた存在になっている理由かもしれない。

 ヴォードヴィルのショーを台無しにしてしまうという内容は、サイレント時代のコメディでは多くあり、取り立てて新鮮味はない。ギャグにも工夫は感じられず、取り立てて触れることもないというのが、正直なところだ。