ダグラス・フェアバンクス 「ロビン・フッド」と製作費の増大

 ダグラス・フェアバンクスはこの年、「ロビン・フッド」(1922)に出演している。この頃のファアバンクスは、歴史物の作品を製作していたが、制作費の増大に苦しめられた。「ロビン・フッド」でも、撮影所を買い取り、ハリウッド最大の城のセットを建設し、さらに多くの時代考証家たちを雇った。大規模な群衆シーンも撮影され、監督のアラン・ドワンは、長さ3メートルの当時最大のメガフォンを使用して演出を行った。

 当時としては最大級規模の撮影となり、150万ドルがかかったが、大ヒットを収めている。

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