トム・ミックス主演作 「天晴トニー」「天空万里」

 人気が爆発していた西部劇スターのトム・ミックスは、「天晴トニー」「天空万里」(1922)に主演している。

 「天晴トニー」は、愛馬のトニーが主人公と恋人の危機を救うという内容だった。

 「天空万里」(1922)では、持ち味である乗馬、投げ縄、アクロバティックな妙技が披露されている。ミックスは、危険なシーンでもスタンド・インを使わないことを売りにしていたが、この作品では生涯を通じて1度だけスタントが使われている。飛行機の胴体から吊り下げられた縄梯子を使って激流に飛び降りるシーンがそれだという。

映画評「天晴トニー」
映画評「天空万里」