映画評「THE FORBIDDEN TRAIL」


製作国アメリカ サンセット・プロダクションズ製作 エイウォン・フィルム配給
監督・脚本・編集ロバート・N・ブラッドベリ 製作アンソニー・J・ジディアス 撮影バート・ロンゲネッカー
出演ジャック・ホクシー、エヴリン・ネルソン、フランク・ライス、ウィリアム・バーク、ジョセフ・マクダーモット


 幌馬車隊を守るメリウェル大佐は、ドゥガン一味に殺されてしまう。ドゥガンは幌馬車隊に残された女の子の赤ん坊イザベルを自分の子として育てる。10数年後、保安官となった大佐の息子ジャックは、父がドゥガンに殺されたことを知り、逮捕に向かう。そこで、ジャックはイザベルと出会い、恋に落ちる・・・。
 ホクシーはサイレント期に活躍した西部劇スターで、ロデオを得意としていた。この作品にもロデオのシーンがあるものの、それほど時間は割かれていない。だが、クライマックスのアクションでは、走る馬車に乗るイザベルを、走る馬で受け止めるアクションを見せてくれる。
 全体的には当時多く作られた西部劇の枠を出ない印象だが、テンポが良く楽しめる。悪党ながらも渋さを感じさせる、マクダーモット演じるドゥガンがいい味を出している。