映画評「SCROOGE」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]イギリス [別題]A CHRISTMAS CAROL

[製作]ブリティッシュ・アンド・コロニアル・キネマトグラフ・カンパニー [配給]Walturdaw

[監督]エドウィン・グリーンウッド [製作]エドワード・ゴダル [原作]チャールズ・ディケンズ [脚本]エリオット・スタナード

[出演]ラッセル・ソーンダイク、ニーナ・ヴァンナ、ジャック・デントン

 時はクリスマス・イヴ。ケチなスクルージはクリスマスを嫌っている。そこに3人の亡霊が現れ、スクルージに寂しい過去・現在・未来を見せ、改心する。

 チャールズ・ディケンズ原作「クリスマス・キャロル」の映画化。同製作会社は当時、「文学の宝石」シリーズと銘打ち小説の映画化を行なっており、シリーズの1つである。

 30分間の作品で、あらすじをなぞることに終始している。字幕も多く長い。二重写しを使用して、透けてた亡霊の描写する手法は今から見ると物珍しいが、当時としては常套手段である。