映画評「SMITHY」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ [製作]ハル・ローチ・ステゥディオズ [配給]パテ・エクスチェンジ

[監督]ジョージ・ジェスク [製作]ハル・ローチ [撮影]フランク・ヤング [編集]トーマス・J・クライザー

[出演]スタン・ローレル、ジェームズ・フィンレイソン、ウィリアム・ギレスピー

 軍隊を除隊したスミシーは、工事現場で働くことになるが、ヘマばかりやらかしてしまう。

 日本では極楽コンビとして親しまれるコンビをオリヴァー・ハーディと後に組む、スタン・ローレル主演作品。住宅の工事現場は高低差もあり、様々な道具もあり、コメディの舞台となりやすい。ローレルとハーディがコンビを組んだ後にも、「仕上げの一発」(1928)で住宅の工事現場をギャグの舞台にしている。

 ローレルがいろいろとヘマをやるギャグは、屋根に貼るタイル(?)が体中に貼り付いてしまうギャグ以外は、面白いまでは感じられなかったが、ローレルの上手さが光る。

 住宅の建築を扱ったコメディである。ラストは予想ができると思うし、予想通りになるのだが、ちょっと物足りない。「仕上げの一発」の家は、鳥が留まっただけで壊れてしまうのだ!