映画評「アリス・ハウエルの水びたしの夜」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ 原題「ONE WET NIGHT」 [製作・配給]ユニヴァーサル・ピクチャーズ

[監督・脚本]ウィリアム・ワトソン

[出演]アリス・ハウエル、ニーリー・エドワーズ、バート・ローチ

 土砂降りの日。夫婦の元に、友人の夫妻が遊びに来るが、屋根に穴が開き、大さわぎに。

 雨の日にも関わらず日課の水撒きを欠かさない召使い、土砂降りの中干される洗濯ものなど、雨を巡る細かいギャグが面白い。屋根に穴が開いてからは、部屋の中が洪水のようになる大がかりなギャグが展開されるが、ピアノの鍵盤を押すと登場人物めがけて水が飛び出すギャグ以外は、あまり工夫されていない。細かいギャグが楽しかっただけに、残念だった。