映画評「マーク・ジョーンズの家族生活」
※ネタバレが含まれている場合があります
[製作国]アメリカ 原題「FAMILY LIFE」 [製作]マーメイド・コメディーズ [配給]エデュケーショナル・フィルム・エクスチェンジス
[監督]ロバート・P・カー [製作]ジャック・ホワイト
[出演]マーク・ジョーンズ、ルース・ハイアット
太った妻と男の子を抱えるダフ氏は、住処を求めて川に浜辺に移動する。
序盤のボロい長屋での破壊といい、太った妻を使ってのバランスのギャグといい、ラストの転落のギャグといい、シュールで大げさな細かいギャグがてんこ盛りの楽しい作品。「黄金狂時代」(1925)で小屋が崖に落ちそうになるが、この作品ではスケールは小さいが車で同じようなギャグを見せてくれる。
後の「ウッドペッカー」とか、「ロードランナー」といった短編ギャグアニメにも通じる楽しさだ。情緒などない、主人公への感情移入もないが、とにかくギャグ、ギャグ、ギャグの連続に圧倒させられる。