映画評「A TRIP TO MARS」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ [製作]アウト・オブ・ジ・インクウィル・フィルムズ [配給]レッド・シール・ピクチャーズ

[監督・作画]デイヴ・フライシャー [製作]マックス・フライシャー

[作画]マックス・フライシャー

 マックスが、ココを火星に向けて発射するロケットに無理やり乗せる。火星に到着したココは、火星人たちに怯えながら、火星の地下鉄やタクシーに乗ったりする。一方マックスは、ロケットに乗せられる前にココがセットした爆薬によって火星まで飛ばされてしまう。「ベティ・ブープ」シリーズなどで知られるデイヴ・フライシャーが監督した、実写とアニメを結合させた「アウト・オブ・ジ・インクウィル」シリーズの1つ。ピエロのココは、同シリーズではおなじみのキャラクター。

 つり革にぶら下がって1人ずつ運んでいく地下鉄や、4本足で走るタクシーなど、地球っぽくありながら少し違う火星の生活が楽しい。

 オープニングは色んな仮面が次々に現れた後にココが登場する。他の作品でもココの登場シーンには工夫が見られる。最後もいつものようにインク壺の中に戻っていく。大混乱に陥ってもココがインク壺に戻ると一件落着なのだ。