映画評「危機一髪男ハリー危険接近」
※ネタバレが含まれている場合があります
[製作国]アメリカ [原題]DANGER AHEAD [製作]ウェスト・ブラザース・プロダクションズ [配給]ワイス・ブラザース・アートクラス・ピクチャーズ
[監督]スコット・ペンブローク [製作]ビリー・ウェスト、ジョージ・ウェスト
[出演]アール・マッカーシー、シャーロット・メリアム、ジャック・クーパー、マックス・アッシャー
漫画「危機一髪ハリー」から題材を得たシリーズの1つ。恋人が手に入れた大金を盗もうとする4人組の男たち。大金の入った袋を巡って、列車やボートなどの乗り物を使った追いかけっこが行われる。
ハリーを演じるマッカーシーはハンサムで、今見るとコメディではなくてアクションのジャンルに入る作品といえるだろう。おそらく「危機一髪ハリー」シリーズの狙いもそこで、それまではコメディの分野で、コメディアンたちによって行われていたスタントをハリーに行わせることで、アクション・コメディとも言える新しい分野を目指したのではないかと思われる。
途中では、映像トリックを使ってポールを挟んで車が突如登場したり消したりしてみせる。正直、スタントは他の作品と見劣りがするが、こうした映像トリックを使ったちょっとしたお遊びが面白かった。