映画評「オール・ウェット」

※ネタバレが含まれている場合があります

[製作国]アメリカ  [原題]GREAT GUNS  [製作]ロバート・ウィンクラー・プロダクションズ、ウォルト・ディズニー・プロダクションズ  [配給]ユニヴァーサル・ピクチャーズ、マーガレット・J・ウィンクラー

[監督]ウォルト・ディズニー  [製作]チャールズ・ミンツ

 ディズニーがミッキー・マウスの前に登場させたウサギのオズワルドが主役の短編アニメーション。オズワルドは人気を得るが、権利が自分にはないことを知ったディズニーは、仲間と共にミッキー・マウスを世に送り出すことになる。

 オズワルドは、美しい女ウサギの気持ちを得ようとライフガードになりすます。

 この作品が面白いのは、前半のホットドッグを売っている部分だろう。食べられるのが嫌で逃げだそうとするソーセージを捕まえて、皮をむいてお尻ペンペンするギャグ。ホットドッグを買った犬が食べようとすると、ソーセージが「痛い!」と叫び出し、犬が同情してしまうギャグ。こうしたギャグも、アニメならではのものと言える。

 後半のライフガードになりすましてから展開は、アニメならではのシーンはあるものの、実写でも描かれたギャグの焼き直しの印象が強い。