シネマトグラフの一般公開
アメリカでディクソンがミュートスコープを公開したのとほぼ同時期の1895年12月に、フランスではリュミエール兄弟がシネマトグラフを公開している。シネマトグラフはパリの人々を魅了し、多くの観客たちを集めた。
リュミエール兄弟はシネマトグラフの技術者を養成し、世界各地に派遣していくことになる。当然、後にアメリカにも広がっていくことになる。
シネマトグラフは世界各地で上映されると共に、各地の情景も撮影してリュミエール社に送っていた。そのために、これから先リュミエール社のカタログは世界各地の情景のフィルムによって徐々に増えていくことになる。
次回からしばらくは、リュミエール社の作品について書いていく。