リュミエール社作品集(34)
「土着民の結婚式」
南アルジェリアの結婚式を再現した作品。
ラクダに乗った人々の様子を見ることが出来るが、ナレーションによると本物の結婚式とはかなり違うという。ラクダに乗る人数はもっと少ないし、武器も持たないのだという。
「パレ・ロワイヤルの祭り:馬上の槍試合」(1899)
長い槍を持って馬に乗った2人の騎士の、試合の様子を撮影。
本当の決闘ではなく、過去の槍試合を再現したアトラクション。
形だけの対決なので、迫力はない。
「シャモニー:観光馬車の到着」(1900)
2階建ての多頭引き馬車が到着して、馬車から降りる人々の様子を撮影。
かなり大きな馬車で、劇映画も含めて初めて見たように思う。
「エヴィアン:聖体祝日の行列」(1899)
広場を子供たちが行列になって歩く様子を撮影。
広く空いた広場が最初は不自然に見えたが、ナレーションが語るように、S字型に大きく広がって行進するためだった。
1分間の短い時間の中で、空間が埋まっていく様子を見ることが出来る。
「船から撮影されたパノラマ」(1896)
ケルン・ライン川。船から河岸の様子を移動撮影。
途中から橋が見える。ナレーションによると、小型船を使った船橋という珍しい形式の橋らしいのだが、正直よく分からなかった。