リュミエール社作品集(43)

「自動車」(1896)

 自動車のレースの様子を撮影。
 といっても、順番に車が通りすぎていくという印象で、レースという言葉から連想される荒々しさはない。


「船の進水式」(1896)

 船が進水していく様子と、それを眺める人々の様子を撮影。
 かなり船に接近して撮影されているので、船の下部しか映っておらず、一見何が映っているのかわからないくらいだ。逆にそれが、船の大きさを感じることができるようになっている。


「大西洋横断ヨットレースを船首から撮影」

 船の船首から前方に広がる海原を撮影。
 かなり船は揺れているのだが、カメラがきちんと固定されているため、ブレることなく、カメラの揺れが表現されている。


「コメディ広場」(1896)

 ボルドー。広場を行き交う人々や馬車の様子を撮影。


闘牛士の到着」(1896)

 マドリード。スタジアムの外に馬車に乗って到着した闘牛士の様子を撮影。