リュミエール社作品集(50)

マットレス職人の喧嘩」

 コント。マットレスを作る仕事中の2人の女性が喧嘩を始め、マットレスの中に入れる動物の毛を互いに投げつけ合う。通り掛かりの男性が止めようとするが、逆に2人の女性から動物の毛を投げつけられる。


「除幕式(長さ8メートル)」(1896)

 プロイセン銅像の除幕式の様子を撮影。
 肝心の銅像だが、上の部分が切れてしまっている。
 ナレーションによると、タイトルの「長さ8メートル」とはフィルムの長さのこと。通常は17メートルあるのだが、除幕が終わったところでフィルムをストップしたために通常と比べて半分の長さの作品になったということだ。


「マルティニエール校の休み時間」

 学校の校庭のような場所でたたずむ学生たちの様子を撮影。


「船から撮影されたカジノのパノラマ」(1897)

 ニース。船から岸の建物の様子を撮影。
 タイトルにあるカジノは冒頭に映るのみで、後はホテル風の建物が映し出されている。撮影の開始が遅すぎたのか、後からタイトルをつけるときに区別ができるようにしたのかわからないが、どちらにしてもタイトルとは少し異なる作品となっている。


「大運河のトラムウェー」

 ヴェネツィア。運河の水上バスが通りすぎる様を撮影。