リュミエール社作品集(64)

エッフェル塔のエレベーターのパノラマ」(1897)

 登っていくエレベーターから見える情景を撮影。
 斜め下にカメラが向けられているのだが、途中でより斜め下向きに少しだけ角度が変えられたように思える。そのおかげで、遠くに見える建物と、足元の橋などの様子を両方を見られる作品となった。
 鉄骨が若干邪魔くさいが、それはいたしかたのないことだろう。


「フリードリヒ通りの蝋人形館」(1896)

 ベルリン。通りを行き交う人々の様子を撮影。
 蝋人形館前の様子を撮影しており、蝋人形館の中を見られるわけではない。


「ベルリン:卸売市場の門」

 通りの様子を撮影。馬車や市電が走っている。


「アルジェ港のパノラマ」(1903)

 船の上から港の様子を移動撮影。

総督府広場」(1896)

 アルジェ。広場を行き交う人々の様子を撮影。
 ナレーションによると銅像と街灯が変わっている以外は、今と同じだという。100年前と同じというのはすごいことのように思える。