リュミエール社作品集(71)

「蛇踊り」(1897)

 前にもあった踊りの別バージョン。
 今回は男性が演じており、また彩色は施されていないためモノクロである。
 彩色されていた方が、色の変化もあって見ていておもしろいように思える。


「スキー演習(1)」(1903)

 山岳部隊がスキーで滑りながら降りてくる様子を撮影。
 みんな直滑降で降りてくる。
 ナレーションによると、当時は移動できればよいと考えられており、止まるときは転ぶように指示されていたらしい。
 よく見ると、転んでいる人がけっこういるが、恐らく止まるために自ら転んでいるのではなくて、転んじゃっているのではないと思われる。
 両手にストックを持つという今のスタイルではなく、サオを一本持ってバランスを取っている様子も見ることができる。


「ソーヌ川を泳いで渡る胸甲騎兵」

 馬と一緒に泳ぎながら川を渡る様子を撮影。


「軽業師(パロディー)」

 ピエロたちがちょっとした軽業を見せる様子を撮影。
 フランス語のタイトルは「サルティンバンコ(パロディ)」。日本でも公演されて有名な出し物のパロディという設定になっている。


「騎馬パレード:騎士の一団」(1902)

 トリノ。騎士の一団がやってくる様子を撮影。
 画面奥から手前に向かってやってくる騎士の様子を撮影。この構図は珍しい。