ロシアでは、1903年〜1904年にかけて、「エレクトロテアトル(電気館)」と呼ばれる映画館が各地に誕生している。
イタリアでは、1903年頃までに、ほとんどの都市に映画館が出来ていた。巡回興行者たちも増え、イタリア製映画への需要が生まれてきたという。
スウェーデンでは、ニールス・ル・トートという人物が、マルメ、ストックホルム、コペンハーゲンなどで映画興行したあと、1902年にエーテボリに開設された常設映画館アルカーデンを買い取っている。1904年には同じ土地により大きな映画常設館アルハンブラ建設することになるが、上映された映画のほとんどが外国製だったという。