ドイツの映画製作

 ドイツではこの年、オスカー・メスターは支社のアウトーレン・フィルムによって「文芸シリーズ」を製作させた。また、ヘンニー・ポルテンの人気に目をつけたデンマークのノーディスク社が引き抜こうとしたが、失敗に終わっている。

 この頃には、ドイツ映画は1巻を越える長さとなり、フランスなどでも認められるようになったといわれている。



(映画本紹介)

無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)

無声映画芸術への道―フランス映画の行方〈2〉1909‐1914 (世界映画全史)

映画誕生前から1929年前までを12巻にわたって著述された大著。濃密さは他の追随を許さない。