フランスの作品 1900年

「KOBELKOFF」
 フランスの作品。カーニヴァルのフリーク・ショーに出演していた両手両足のない芸人KOBELKOFFが、ワインを飲んだり、ダンスをしたりといった様子を撮影。
 最初期の映画にはヴォードヴィルなどの芸人が多く出演していた。その系統の1本である。


「DANSE SERPENTINE」
 フランスの作品。檻の中で猛獣使いがライオンを走らせている。途中で女性が入ってきて、当時流行だったヒラヒラさせた踊りを踊る。2つの見世物を融合させた作品である。


「CYRANO DE BERGERAC」
 フランスの作品。おそらく世界初のカラー/セリフ付きの作品と言われる。
 カラーは手作業で部分的に着色され、音はシリンダーで録音されたものと同調させながら上映されたらしい。1900年に開催されたパリ万博で公開された。
 「シラノ・ド・ベルジュラック」の一場面を撮影したもので、編集はなく、時間も2分弱と短い。