エジソン社の作品 1904年(5)
「THE STRENUOUS LIFE; OR, ANTI-RACE SUICIDE」(1904)
1人の男性に赤ちゃんが生まれて喜んでいると、召使いが1人また1人と赤ちゃんを連れてくる。四つ子だったことがわかると、男性は卒倒してしまう。
当時再選されたセオドア・ルーズベルト大統領が、「アメリカ人は精力的な生活(STRENUOUS LIFE)を送らねばならない」といっていたという言葉と、民族が滅びないためには結婚した女性は4人の子供を生まなければならないという北部ヨーロッパの言い伝えという2つを組み合わせて作られた作品だという。作品だけ見ると、他愛のないコメディなのだが、その裏にはこうしたエピソードがある。
どちらも、実際に行うには卒倒してしまうほどたいへんだという皮肉が込められているようにも感じられる。
エドウィン・S・ポーター監督。
この頃から、劇映画は1巻(10分程度)の作品が多くなってくる。
(DVD紹介)
Edison: Invention of the Movies [DVD] [Import]
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映画初期のエジソン社製作の映画を大量に見ることができる4枚組DVD−BOX。各作品についての解説(英語)もあり、かなり親切な作りになっている。
注意!・・・「リージョン1」のDVDです。「リージョン1」対応のプレイヤーが必要です。