「SLIPPERY JIM」
フランス パテ・フレール製作・配給
1人の男が逮捕されるが、手錠をはめても牢屋に入れても逃げ出してしまう。
当時、縄抜けで人気を得ていたアメリカの奇術師ハリー・フーディーニをモデルにした作品だという。フーディーニは1909年から1910年にかけて、フランスを訪れて、縄抜けの技を披露していた。
フーディーニのことを知らなくても楽しめる作品。ストップ・モーションや二重露出などを駆使して、シュールな映像で楽しませてくれる。中でも、転んだ警官を男が自転車で轢いてしまうと、警官が縦に真っ二つに分かれてしまうギャグは、グロテスクだが楽しい。