D・W・グリフィスの作品 1911年(4)
「THE LONEDALE OPERATOR(女の叫び)」
D・W・グリフィス監督作品。バイオグラフ社製作。
強盗に襲われそうになった少女が、小屋に立てこもって助けを呼ぶ電報を打つ。急いで少女の救出に向かう汽車。果たして少女は助かるのか?といった内容。
立てこもる少女、押し入ろうとする強盗、少女を助けようと疾走する汽車とう3つのシーンが交互に映し出されてサスペンスが高まる仕掛けとなっている。グリフィスといえば、クロス・カッティングを発展させたことでも有名であり、この作品はクロス・カッティングの使用例としてよく引き合いに出される作品でもある。
ちなみに、この作品のシナリオは後にキーストン社を主宰するマック・セネットが担当している。グリフィスの下で修行を積んでいたセネットは、この作品の撮影が始まる頃、自らも監督デビュー作の撮影を行っていたという。
主演のブランチ・スウィートは当時15歳。この後も短編時代のグリフィス作品に多く出演して、グリフィス作品を支えていく。
(DVD紹介)
「TREASURES FROM AMERICAN FILM ARCHIVES」
アメリカのフィルム・アーカイブ所蔵の作品を収録した4枚組のDVD。
アメリカのamazonから輸入して買うことができるが、もちろん英語。それでも買いたいと思う人は、下記サイトが参考になります。
注意!・・・「リージョン1」のDVDです。「リージョン1」対応のプレイヤーが必要です。