デンマーク ノルディスク社の作品 「BALLETDANSERINDEN」

[製作国]デンマーク [英語題] THE BALLET DANCER [製作]ノーディスク・フィルム
[監督]アウグスト・ブロム [脚本]アルフレッド・シェルルフ [撮影]アクセル・グラートクヤーエル
[出演]アスタ・ニールセン、ヴァルデマー・プシランデル

 バレリーナカミーユは、ジャンに見出されてプリマドンナになり、2人は愛し合う。だが、ジャンは浮気癖があり、サイモンの妻と浮気していた。嫉妬したカミーユはサイモンに浮気の事実を告げる。サイモンは怒り、銃を持ってジャンとサイモンの妻の元へ向かい、妻を銃殺してしまう。

 サイレント期のヨーロッパ映画初のスター女優と言われるアスタ・ニールセンの主演作だ。同時期のデンマーク映画の多くそうであったように、中流階級のメロドラマとなっている。ニールセンの魅力が発揮されているとはいえず、私が観たDVDでは映画の後半が失われているらしい(上映時間は44分とあったが30分強しかなく、非常に慌ただしく終わった)こともあり、これといった見どころが感じられなかった。