エジソン社の作品 1912年(7)
「CHILDREN WHO LABOR」
エジソン社による作品。子供の労働に反対する団体と協力して製作されている。
資本家の娘が行方不明になる。娘は貧しい移民の家族に拾われ、他の移民の娘たちと一緒に工場で働きだす。皮肉にも、資本家はその工場を買い取り、娘を雇う立場となるのだった。
子供が工場などでの労働によって搾取される社会の現実を、メロドラマを絡めて描いた作品。なぜ、「子供の労働=悪」という点が前提のため、なぜ子供の労働がいけないのかという説明はなく、メロドラマ色が強い作品となっている。
とはいえ、最初と最後には上に「GREED(欲)」と書かれた工場に、とぼとぼと入ってく子供たちの群れが描かれるなど、きちんとした自己主張も行われている。
ちなみに当時、社会問題を告発するタイプの作品は多く作られていたという。エジソン社は多くの団体と提携して、啓蒙的な作品を多く生み出したという。
(DVD紹介)
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- 出版社/メーカー: Image Entertainment
- 発売日: 2004/09/07
- メディア: DVD
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注意!・・・「リージョン1」のDVDです。「リージョン1」対応のプレイヤーが必要です。