キーストン社 ロスコー・アーバックルの作品 1913年
「FATTY JOINS THE FORCE」
キーストン社製作。ミューチュアル社配給。ロスコー・アーバックル主演。
キーストン時代のロスコー・ファッティ・アーバックル主演のコメディ。池に落ちた警察署長の娘を助けたことから、警官になったファッティ。だが、いたずら小僧たちに制服を盗まれ、下着も露になった姿を女性に見られて変態扱いされて、最後には投獄されてしまう。
途中で、いたずら小僧たちによって、ファッティがパイを顔に塗りたくられるシーンがあり、このギャグの息の長さを思い知ることができる。他の視覚的なギャグはそれほどおもしろいわけではないが、いたずら小僧たちが盗んだファッティの制服が見つかり、ファッティが死んだと思い込んだ恋人が喪服まで着ているという展開は少し笑えた。
ちなみに、アーバックルといえば、後にレイプ殺人容疑(後に無罪となる)でキャリアがガタガタになるという悲劇が待ち受けている。それを考えると、この作品の誤解から最後には投獄されるという展開が暗示しているようだ・・・という意見もある。
(DVD紹介)
「THE FORGOTTEN FILMS OF ROSCOE "FATTY" ARBUCKLE」
日本では出演作があまり見られないサイレント・コメディ役者ロスコー・アーバックルの作品集。
http://dvd.or.tv/
注意!・・・「リージョン1」のDVDです。「リージョン1」対応のプレイヤーが必要です。注意!・・・「リージョン1」のDVDです。「リージョン1」対応のプレイヤーが必要です。