日本 輸入映画 1916年

 「暗黒街」「戦争か滅亡か」(アメリカ) 「カビリア」「詩人と女」(イタリア)といった映画が公開されている。

 また、この頃になると、超大作の公開の際には、大劇場を特別に借りて高価な入場料で特別封切りとして興行が行われた。天活から独立した小林商会は「カビリア」(1914)を帝国劇場で上映するさいに、当時としては格段に高い5円で上映を行い、話題を呼んだ。



(映画本紹介)

日本映画発達史 (1) 活動写真時代 (中公文庫)

日本映画発達史 (1) 活動写真時代 (中公文庫)

日本の映画の歴史を追った大著。日本映画史の一通りの流れを知るにはうってつけ。