ウィリス・オブライエンの作品「R.F.D. 10,000 B.C.」

 後に「キング・コング」(1933)などで、SFXの第一人者となるウィリス・オブライエンによる短編クレイ・アニメ。紀元前1万年を舞台に、原始人たちの恋の鞘当てが繰り広げられる。

 最大の見所は、原始人の上半身と下半身が真っ二つになり、下半身が走って上半身を探すシーンだろう。ジョルジュ・メリエスも上半身と下半身の分断を見世物にした作品を作っていたが、こういったシュールな映像は単に見ていて楽しい。