ジョン・フォードの監督デビュー

 後に西部劇の監督として活躍をしていくこととなるジョン・フォードは、「颱風」(1917)で監督デビューを果たしている。

 フォードは1914年に、ユニヴァーサルで監督兼俳優だった兄フランシスを頼ってハリウッドへやってきており、ユニヴァーサルや兄のフランシスが独立して作ったフランシス・フォード・シリアル・カンパニーで助監督を努めていた。また、「国民の創生」(1915)にもKKKの団員として出演している。

 そんなフォードはこの年、ユニヴァーサルと監督契約を行い、西部劇を監督していくことになる。ちなみに、週給は75ドルだったという。



(映画本紹介)

アメリカ映画の大教科書〈上〉 (新潮選書)

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無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈1〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈1〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈2〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈2〉1914‐1920 (世界映画全史)