ドイツ映画のその他の映画人たち

 エルンスト・ルビッチは「陽気な監獄」(1917)などを監督している。

 後に「カリガリ博士」(1919)などに出演する俳優のコンラート・ファイトがこの頃から映画に出演し始める。それまでは、マックス・ラインハルトの演出のもと、舞台に出演していた。後に「メトロポリス」(1926)などを監督するフリッツ・ラングも脚本家として映画界入りし、エーリッヒ・ポマーが経営していたデクラ社で脚本家として活躍していく。

 後のドイツの大プロデューサーであるエーリッヒ・ポマーは、1917年に軍の後援でルーマニアブカレストにバルカン=オリエント映画社を創立していた。ポマーは、第一次大戦後にベルリンに戻って総支配人兼プロデューサーとして活躍していく。



(映画本紹介)

映画史を学ぶクリティカル・ワーズ

映画史を学ぶクリティカル・ワーズ

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈1〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈1〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈2〉1914‐1920 (世界映画全史)

無声映画芸術の開花―アメリカ映画の世界制覇〈2〉1914‐1920 (世界映画全史)