映画評「RISKS AND ROUGHNECKS」

 製作国アメリカ ヴァイタグラフ・カンパニー・オブ・アメリカ製作・配給
 監督・脚本・出演ラリー・シーモン

 ラリーの恋人が犯罪集団に拉致され、ラリーは救出に向かう。
 単純なストーリーに、カメラ・トリックを使った軽いサイト・ギャグを織り交ぜ、楽しい作品に仕上がっている。


 この作品では逆回しが効果的に使われている。あり得ない食べ方でスパゲッティを食べて周りの人々を驚かせ、犯罪者たちはシーモンに殴られて留置所へと転がっていく。

 シーモンはカメラ・トリックや編集といった映画的なテクニックを駆使して、他のコメディアンとは一線を画したコメディを作り上げた。この作品を見ると、そのことがよく分かる。