映画評「BOBBY BUMPS PUTS A BEANERY ON THE BUM」

[製作国]アメリカ [製作]J・R・ブレイ・ステュディオズ [配給]パラマウント・ピクチャーズ
[監督・脚本・作画]アール・ハード [製作]ジョン・ランドルフ・ブレイ

 アール・ハードが生み出したボビー・バンプス少年を主人公にした短編アニメシリーズの1つ。

 オープニングは、初期のアニメでよく見られる、作者とキャラクターのコラボレーション。作者が「後ろを向いて」と言い、後ろを向いたバンプス少年の塗られていないパンツの色を塗ったりする。この作品にかぎらず、同様のオープニングは概して楽しい。

 「BEANERY」は安食堂の意味で、「ON THE BUM」はダメにするという意味。ボビーは安食堂の求人の応じて、皿洗いなどの手伝いをする。主人から「呼ばれたらすぐに来るように」と命じられて、大量の皿を持っている時に呼ばれて、皿を落として駆けつける。主人に追いかけられたボビーは、作者がハシゴを書いてやり、助けの手を差し伸べる。

 アニメならではの楽しさに満ちた軽やかな一品。