スター俳優たちの活躍 1919年

 スポーツ的な青春劇で人気が爆発していたウォーレス・リードは、ジェームズ・クルーズ監督で「巨人の谷」「疾風の如くに」(1919)などに出演していた。

 舞台ですでに名を上げていたジョン・バリモアは、「HERE COMES THE BRIDE」「試練」(1919)で本領を発揮し、エクスタシーに満ちた演技を見せたという。2作とも、翌年「狂へる悪魔」でもコンビを組むジョン・ロバートソンが監督を担当した。

アメリカ映画の大教科書〈上〉 (新潮選書)

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